WEEKLY INSIDE STORY
第029号 次世代公共事業の鍵となるか?-PFI
2000年10月10日
国地方を挙げて財政硬直化が進む中、これからの公共事業の手法としてPFIが注目を浴びています。 PFI とは PRIVATE FINANCE INITIATIVE の頭文字をとったもので、民間資金を活用した公共事業のことです。 その対象は単にインフラ整備だけではなく、考え方によっては相当幅がありそうです。 そもそも、現在の公共サービスの中で民間事業が育ってきて、公共でやることが結果として民業を圧迫しているといった分野が見受けられるようになりました。 そこに福祉的な要素が入ってやむをえない、あるいは地域的格差から採算がとれないなどが公共サービスの理由でありますが、これは別の視点から解決する方法もあろうと思います。 そのような事を考えますと、今後民間委託できる分野というのはまだまだあると思います。 従って、補助金をどうするか、業者選定をいかにするか、事業のどこからを委託するのかなどの課題をきちっと整理できれば、民間資金による公共事業というのは、初期投資などの租税の軽減、全体的なコストの削減に期待がもてると思っています。 本県でも研究中ですが、これから寧ろ民間企業のアイデアや提案が先ず先行してくれればいいのではないかと個人的には思っています。 皆さんも一度考えられては如何でしょうか? |