WEEKLY INSIDE STORY
第042号 今政治に欠けているものは?
2001年02月20日
連日森総理の退陣へのマスコミ攻勢が続いています。
私はかねがね人それぞれに適材適所があって、誰でもが総理に向いているとは思っておりませんでしたし、誠に失礼かもしれませんが、森総理は首相としては無理だと感じていました。
そういう意味では、昨今の自民党の首相選びの視点を見ておりますと、国民のため、或は日本のためというよりは、自分達の都合が優先されているように見えてなりません。
その結果がこのような状況をもたらしているとするならば、夏の参議院選挙では国民の評価というものが明確に示されるのではないかと思います。
さて、景気の状態および近年の政治離れの状況などを見ておりますと、今政治に何が必要なのでしょうか?
わたしは「安心と夢」ではないかと思っています。
これは政治哲学といったもの、あるいは政治ビジョンといいかえてもいいものです。
将来への安心があれば、耐久消費財である住宅のローンも安心して組めるでしょう。
老後に不安がなけれなもう少しは貯蓄が消費にまわるでしょう。
国も地方も財政は単年度主義でありますが、将来ビジョンを明確に示して行く事が必要だと強く感じます。
かっての政治の無関心層と違い、今の無党派層は政治に関心があるけれども自分の琴線に触れるような政党がないというのが本当のところでしょう。
そういう一人一人の想いというものを、もっと大事しなくてはいけないと思う今日このごろです。
みなさんはどう思われますでしょうか?