WEEKLY INSIDE STORY
第044号 原因があって結果がある
国政の動きをみながら
2001年03月10日
連日の報道を眺めておりますと、 とうとう森総理の任期も、人気の低落と共にあとわずかになったようです。
しかし、「森下ろし」の中心になっているのが、自民党の内輪からでているようで、今の衆議院の数からすれば不信任案が否決されたように、中がしっかりしていればこんな問題は起きないはずであります。
にもかかわらずそういう動きがでるという原因は、森総理では参議院選挙は戦えないという論理です。
しかし、そもそも森総理誕生の経緯からして、自分達で都合よく選んだわけですから、自分で蒔いた種は自分で刈り取るということかも知れません。
けれども、その間政治不信が増長しただけであって、国民にとってはいい迷惑と指摘されても仕方ありません。
私はこの騒動劇をみながら、将に因果報応という言葉があるように、原因があって結果があるという言葉を思い起こさざるをえませんでした。
自分達にとって都合のよいという視点で総理選びを続けていきますと、きっとそのツケは自分達に帰ってくるものと思います。
どうか冷静に日本のために誰がふさわしいかという視点で総理が選ばれる事を期待してやみません。
同じ事の繰り返しはもうそろそろ終わりにしていただきたい、そう願う今日この頃です。