WEEKLY INSIDE STORY
第048号 政治を100倍楽しむ法
選挙地盤から推し量る政治行動
2001年04月20日
みなさん、かって「プロ野球を100倍--」という本が出版されたのはご存知だと思いますが、政治を楽しむ、あるいは分かりやすく見る方法を1つ教えましょう。
それは政治家の選挙地盤の風土を読む事です。
例えば東京など大都会からでている議員は、選挙の方法が「風」に頼らざるをえない部分が多くあります。
戸別訪問なんて手法はオートロックマンションが林立する都会ではできませんしね。
従って今マスコミで最も注目されている政党に所属できたらなんてことが大事な要素になっています。
今まさに自民党総裁選挙が行われていますが、自民党に対する評価は地方と都会では大きな濃淡があります。
他の政党においても地域によって評価に大きな隔たりがあります。
都会では若し石原新党なんてできたら殺到するでしょう。
ですからそれぞれが、自分の選挙地盤で当選して行くためには、どのような行動をとればいいか自ずと決ってくるわけで、政治活動やものの考え方が選挙区に如実に束縛されてくるわけです。
逆の見方をすれば、その人の選挙地盤を理解できれば、どういう行動を取るか読めてくるということになるんです。
国会議員の秘書9年間を通じて、将に我々と同様な普通の人間がやっているのが議会であると実感しております。
そういう意味では国民の民度以上の政治は持てないという格言はむべなるかなとついつい思ってしまう次第です。
皆さんはどうお感じでしょうか?