WEEKLY INSIDE STORY
第050号 姉妹都市交流について想う
2001年05月10日
この連休、金沢市の姉妹都市中国蘇州市へ民謡民舞団と一緒にいってまいりました。 当地の人民劇場で、地元の蘇州歌舞団と競演。 民謡というものをアピールしてまいりました。 たとえば金沢市は姉妹都市を6つ持っていますがそれをすべて言える人も少ないでしょう。 そもそも姉妹都市は地方の国際交流というものが盛んになってから、一時ブームのようになって、いっきに増えたような気が致します。 従ってその経緯を知る市民どころか行政に携わっているものですら、なぜ友好関係を締結したか知らない人が多いというのが実態です。 けれども、姉妹都市だからといって公費で行政同士が交流しても、それは薄っぺらなものになってしまいます。 やはり、市民レベルでの交流の厚みというものがあって始めて姉妹都市といえるのではないでしょうか。 そういう意味では、民謡もそれぞれが仕事をもちながら楽しんでいる趣味であり、なお且つ市民に根づいた伝統芸能とすれば、この交流というものは意義深いものと感じます。 金沢市側が踊っているとき、舞台の袖で真剣にその踊りを見つめてていた蘇州市の歌舞団の人の顔が印象的でした。 皆さんも自分の趣味を通して国際交流に参加されませんか。 姉妹都市関係をみずから実感するいい機会になるのではないかと思いますが如何でしょう? |