WEEKLY INSIDE STORY
第533号 地域の魅力を再認識
当たり前が実は・・・
2015年08月1日
北陸新幹線金沢開業から約4か月半、過日、JR西日本およびJR東日本から4半期の決算報告があり、予想を上回る北陸新幹線効果があり、非常にいい決算であったとの、報道がありました。
その道の専門家の予想を上回るということは、思った以上に北陸に多くの方々が訪れている証拠でもあります。
新幹線があくまでも移動の手段に過ぎないことからすれば、やはりこちらに大きな魅力があるということを素直に感謝しなくてはいけないでしょう。
それでも、本年は地元がメディアに取り上げられたのが、平年の8倍近くあったそうですから、その宣伝効果がいかに大きかったかということも、認識しなくてはいけません。
現状では、本県での有効求人倍率が依然として全国8位という高い位置にあること。ホテル等の予約が難しく、値上げの傾向があることなど、賑わいの効果が間違いなくでています。
このプラス効果を翌年にどうつなげてゆくかが、本県の最大のテーマということになります。
そういう意味では、広い視野から、地域のどこが魅力なのかを、今一度、皆さんと再点検するいい機会でもあります。
日本の真ん中に立地していること、天災が少ないこと、非戦災県であること、高等機関の集積が人口比で高いことなど、数えれば結構ありますよね。
地元にとって当たり前のものが、実はそうではないということを、ともに考えてゆきましょう。