WEEKLY INSIDE STORY
第078号 背水の陣-存続できるか金沢競馬
2002年02月20日
今、金沢競馬が存続を問われています。 長引く不況の中で毎年売上高(売得額といっていますが)が減少してきており、税金で補填しないと維持できないという瀬戸際にたっています。 かっては県、市の財政を助け、金の卵といわれていたことから考えますと、隔世の感があります。 競馬をされない方からすれば、税金で補助してでもギャンブルをやるべきかという疑問があるでしょう。 しかし、特殊な世界ゆえそこに雇用されている方々の転職も難しい話ですし、かといって仮に廃止するならば、一刻も早いほうがいいという視点もあります。 全国では公営ギャンブルからの撤退が相次いでいるのは事実で、新潟県競馬、大分県中津競馬など廃止の方向に既に動き始めています。 現在、本県では関係者が経費の切り詰めなど自ら身を切りながら、売上高減少の中での採算の確保に必死になっています。 平成14年度の決算を見て判断したいというのが県のスタンスでありますが、どちらにしても厳しい選択を迫られるのは事実であります。 皆さんは競馬場に足を運んだことがおありでしょうか? |