WEEKLY INSIDE STORY
第588号 IoTの進化
インバウンドビジネスの今後
2017年02月10日
先週、日経新聞に掲載された、東京晴海ビッグサイトでの「インバウンドビジネス総合展」というものに興味をひかれ、見学に行ってまいりました。
昨年の日本への海外観光客は2400万人と報道されましたが、政府はその目標を4000万人に設定しています。
しかし、4000万人の訪日客を東京大阪のゴールデンルートのみで、宿泊も含めカバーできるはずもなく、地方が受け皿として期待されているのは事実であります。
本県も北陸新幹線金沢開業を契機に、首都圏との利便性が向上し、尚且つ日本の伝統や文化を色濃く残している地域として、しっかりと応えてゆかなくてはと思っています。
その過程において、外国人への接客対策が必要になってくるわけですが、まだまだ十分ではないのが実態であり、今回のビジネス展は大いに刺激になりました。
ビッグデータを利用して、訪日外国人の流動分析や交通手段の分析を行えること。
Ipadテレビ電話を利用して、24時間365日リアルタイムで8か国語通訳をするサービスが、稼働していること。特に手話通訳まで提供できることには驚きでした。
更には、QRコードを利用して、紹介したい内容を6か国語に変換できるツールもあり、飲食店や観光施設に大いに役立ちそうです。
改めて、地元にいただけではわからない、我が国のIOTの進捗状況を膚で感じることができ、本県でも活かせる分野がないか、広めてゆければと思ったものです。
あとはコストとの兼ね合いということになるのでしょうが、そのことも含めて、本県でも外国人対策が更に充実するよう研究してまいりたいと思う次第です。