WEEKLY INSIDE STORY
第092号 お役所はミスしない?
2002年07月10日
連日監査委員として県の各出先機関等を回っていますと、説明資料にケアレスミスをよく見つけます。 それは、単に字句の間違いもありますし、人事異動で不慣れな業務につくことが多い県のシステムの中で起こりうる例もあります。 一方、先日ある行政への提出資料で「末」と「未」を間違えたばかりに、その資料が却下されたという民間企業のぼやきを聞く機会もありました。 同じ人間ですから、ある程度の思いやりというのは必要なのではとかねがね思っておりますが、このような事例は役所と市民との信頼関係を失わせる極めて大事な点ではないかと思います。 役所がやることは、絶対間違いない、公平性はきちっと確保されるというのは当然期待されるわけですが、現実には予算の制約などやむをえない面もたくさんあります。 そんな実態をみていますと、この役所と市民との信頼関係をつなぐ役割はだれが担うべきかと考えましたとき、議員の仕事の一つとして大事なのではないかと思うものです。 情報公開が進んできていますし、役所の説明責任というものも最近注目されています。 |