WEEKLY INSIDE STORY
第624号 20%悪化ーいしかわの健康づくり
健康フロンティア戦略の評価
2018年02月10日
本県では、活力ある高齢社会の実現を目指し、健康寿命の延伸のため「いしかわ健康フロンティア戦略」というものを2013年策定し、5年目を迎え、今その改訂版を作成すべく作業を行っています。
その過程で、健康にかかわる様々な指標について目標値の設定、国との比較などを行っており、今般その数値目標の評価結果が示されました。
それによりますと、目標値を達成したり改善が見られた項目が111中87、そして横ばいもしくは悪化したものが24項目となりました。
悪化した項目で気になるのは、女性の肥満者の割合、食塩摂取量の増加、朝食欠食率の増加、さらには、20歳代のやせの割合の増加などであります。
また運動部門では女性の1日の平均歩行数の減少などが挙げられました。
皆さん心当たりはないでしょうか?
結果、高血圧症有病者の割合や、糖尿病による人工透析新規導入率の割合の悪化という数字として表れています。
数字の説得力というのは恐ろしいものです。
新戦略では、これらの事実を踏まえて、正しい食生活の実践や適切な身体活動の実践といった施策の方向性を明記してゆくことになると思いますが、これらは一人ひとりの意識の問題が一番大事です。
ぜひ、皆さんには頭に置いておいていただければと思うものです。私自身も含めて・・