WEEKLY INSIDE STORY
第103号 金メダル獲得のために!
国立スポーツ科学センターの視察から
2002年11月1日
過日、文教公安委員会の視察で東京都北区の国立スポーツ科学センターに視察にいってまいりました。
この施設は、科学的トレーニングを通じて、世界トップレベルの選手を養成しようとするものです。
背景には近年の日本の世界大会での不振、例えばオリンピックでの金メダルの少なさなどがあります。
サッカーグラウンド一面位の敷地に地下1階地上7階の建物で、競技の実験場、各科診察室、低酸素トレーニング室のみならず、宿泊施設にも低酸素機能があるというものでした。
各国には既にこのような施設があるとのことで、やっと認められたとの事した。
どんな選手が使えるのかとの問いに、各競技のオリンピック強化選手等にということでしたので、果たして本県では誰が使わせてもらえるのかな、なんて会話がでました。
ところで、気になったのはMRIが2基常備されているとのことでした。
世界でもこれほど恵まれたところはないということでしたが、他国ではMRIがある病院と連携しているとのこと。
いくら強化のためとはいえ、わたしもその使用頻度を推察したとき、贅沢すぎるのではとの疑問をもった次第です。
多分1基1億円を超えるでしょうし、維持費もばかになりません。
通年の維持費総額もスタッフ等の給与を除いて約20億円とのことでした。
金メダルを幾つとれるかなどが至上命令ということになるのでしょうが、この20億円の維持費、MRI2基などに皆さんはどんな評価をもたれるのでしょうか、ちょっと気になるところでした。