WEEKLY INSIDE STORY
第637号 全国1位がまた一つ
議会の議論からーその2
2018年06月20日
「災害は忘れたころに」という言葉がありますように、地震大国日本ではいつ何時地震災害にみまわれるかわかりません。
記憶に新しいところでも、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など大きな被害がでております。
そんな中、地震対策として住宅の耐震診断の無料化、あるいは耐震補強の補助制度などが創設されてきましたが、実態は耐震診断件数は増えたけれども、改修にまで踏み込むことには躊躇するという現実がありました。
原因は自己負担が大きということで、今般本県では、国・県・市町村がそれぞれ50万円、合計で150万円補助するという思い切った制度に改善したのです。
本県での平均的な耐震改修工事費は200万円といわれておりますので、自己負担50万円ぐらいで改修できます。
この補助額は、都道府県レベルで兵庫県の130万円を抜き、全国一手厚い補助制度となりました。
市町での手続きが終了後執行できるようになりますので、秋口から募集ということになると思いますが、全国一というのはやはりいいものです。
無電柱化整備延長が本県では約102キロメートルで、北陸3県では1番という報告もありましたが、いろんな意味で全国に先駆けて行われる施策がさらに増えることを期待したいものです。