WEEKLY INSIDE STORY

第663号　どこまで踏み込めるか？　

障害者差別解消条例について

　2016年の障害者差別解消法の施行、地方での手話言語条例の制定などを通じて、障害者に対する対応が、少しずつではありますが前進していることを実感できます。

　そんな中、本県では障害者差別解消条例の制定を検討中であります。

　同趣旨の条例は、国の法律以前に地方が先行して制定してきた事例も、千葉県・北海道・岩手県など多々あり、本県もようやく腰を上げることになったということでしょうか。

　国の差別解消法が、理念中心の中、条例制定の後発県として、一歩進んだ形になればと念願しています。

　先進事例としては、差別を行った民間事業者への罰則規定として、公表や勧告といったことを明記している条例もあります。

　過日も、視覚障害者の方から、盲導犬が乗車拒否されたタクシーや入場を断られた飲食店の話がだされ、是非このようなことがおこらないようにしてほしいと要望されました。

　条例制定は、統一地方選後ということになりますので、是非次のハードルも越えさせていただいて、この課題にしっかりと取り組んでゆきたいと思う次第です。