WEEKLY INSIDE STORY
第722号 現場は課題山積
GO TO トラベルを巡って
2020年11月1日
いま、観光関連業者の需要喚起のため、国の「GOTO トラベル」がスタートしています。
東京もその対象になった事から、現在本県への訪問もかなり関心の高いところになっており、コロナの拡大を防ぎつつ、順調に推移してくれればと願っています。
しかし、現場からは様々な声が聞こえてきます。
第一に、旅行代理店等は「GO TOトラベル」に伴う35%分を建て替え、国からの給付金でこれを補うわけですが、予定通り入金されず資金繰りに苦労しています。
せっかく、新型コロナウイルス感染症緊急特別融資を受けても、更なる資金需要が求められ2重苦といってもいいでしょう。
旅行者側からは、地域共通クーポン券を使える店が少なかったり、使える店が分からないなどの苦情がでています。
更には、このクーポン券が紙ではなく、電子媒体では一層使えるところが限られてくることになります。
このクーポン券はこの旅行中しか使えませんから、結局無駄にしてしまったということも想定されるわけです。
キャンペーンそのものは、いいとしても、少なくとも前もって現場がどうであるのかをもっと理解して、対策を講じていただきたいと強く思うものです。