WEEKLY INSIDE STORY
第733号 難しい線引き
金沢片町地区に時短要請
2021年02月20日
この22日から、本県では3月7日まで金沢市片町1丁目、2丁目、木倉町に絞って飲食店の時短要請を行うことになりました。
それに伴い、時短要請に応じた店舗には1日4万円の協力金を払うことになりました。
まさにピンポイントでの対策でありますが、それは北陸3県の中でも突出した新型コロナウイルス感染者が発生している原因の主たる部分が、この片町繁華街であることからです。
キャバクラなどで、いくつものクラスターが発生し、特に若者が感染しております。
ある意味、油断ということになるのでしょうが、結果片町のこのエリアに隣接した大工町や香林坊、野町茶屋街などから、同様に客足が引いているのに対象にならないのは不公平ではないかとの声がでています。
また、酒類を販売している店や、片町への送迎を行うタクシー業界など、関連産業からも不満の声がでてくるでしょう。
営業補償については、たえずこの問題がついてまわり、我々も行政とのはざまで苦労いたしております。
今後も、同様のことが全くないわけではありませんので、できるだけエリアの決定やその対象に関して、不満の少ない対策を講じていただきたいと思うものです。
それにしても、自粛に対する意識は年齢によって大きな開きがあるのが事実とすれば、どう啓発してゆくかは難しい問題であります。