WEEKLY INSIDE STORY
第756号 このまま収まるのか?
激減する新型コロナ感染者数
2021年10月10日
本県においては、ここ数日新型コロナ感染者数がゼロや一桁の日が続いており、約3カ月ぶりにステージ1に下がりました。
観光地での入り込み客数もコロナ以前に戻りつつあり、「GO TO トラベル」再開等も相まって一層流動人口は増えそうであります。
東京都においても、1日あたり100人以下となり今年最少を記録しております。
今まで何度も波を繰り返しており、第6波は必ず来るといわれておりますが、この現象(減少)をどうみればいいのでしょうか。
一般的にはワクチンの普及が進んだからということになるのでしょうが、それだけで片づけていいのか、まだ未知の部分があるのではないかとつい思ってしまいます。
ただ言えるのは、ワクチンによって感染しても発症しない方が多分増えてきており、その無症状の方の数は、濃厚接触者にでもならない限りPCR検査しませんから、把握できません。
従って、これからは感染者と発症者との区別を従来以上にしっかりと理解しなければ、もう安全という錯覚に陥る可能性があるのではないでしょうか。
当初より、新型コロナは無顕性感染症の部分があることが曲者といわれてきましたが、今一度再認識し、マスクの着用など注意を怠らないようにしたいものです。
ワクチンの普及に、飲み薬などの治療薬の開発も前進しており、普通のインフルエンザと同等になるのも間近と解釈できればうれしい限りではありますが、果たしてどうなってゆくのでしょうか。