WEEKLY INSIDE STORY
第762号 知事に求められるのは?
現職への最後の議会質問
2021年12月10日
この12月石川県議会で、会派を代表した28回目の議会質問を行いました。
一般質問と違い、代表質問は時間も長い訳でありますが、多分石川県議会ではダントツに多い回数ではないかと思っております。
さて、現職谷本知事には、今任期をもって退任されると表明されておりますので、議会では知事への最後の質問になろうかと思い、同じ年に県議会議員をスタートした同期としての長年の想いも込めて、知事に必要な要件とは何かとお尋ねしました。
私自身は、行政運営での安定性、公平性、広い視野、そして絶えず県民目線を意識できることではと、お聞きしたところ、
「大変大事な要件だと私も同意したいと思いますが、あえて一つ加えるとすれば、県民の皆さん方の信頼をえることではないかというように思います。
そのためには、時にはトップダウンも必要でありますが、県民の皆さん方への深い愛情を持ち、現場に赴き、県民の皆さん方の声にしっかりと耳を傾け、判断にあたっては、その意向を尊重する姿勢が何よりも必要であろうと思います。
そして、決して独りよがりにならず、いたずらに迎合せず、時代の流れをしっかりと見極めながら、最終決断者としての職責を果たす、深い洞察力と粘り強い意志が求められるものと、かように思っているところでございます。」と答弁されました。
28年にわたる知事としての要諦を、自らの想いとしてお答えいただき、その重みを本当に感慨深く感じた次第でありました。