昨年、金沢市内10ヶ所あまりの公民館に窃盗がはいり、 それを契機に今年度から地区公民館に機械警備を導入することになりました。

　センサーによって不審者をキャッチしたら、警備会社からすぐ人が来てくれるシステムで、 市が負担４分の3、地元負担は4分の１です。

　そこで、業者選定をしなければならないのですが、地域の公民館がいくつかのブロックに分かれていて、 そのブロック毎に入札をしてほしいとのことでした。

　機械を設置いたしますので、 一旦業者が決まりますと半永久的にその業者に委託することになりますからとの説明がありました。

　当たり前のことなんですが、 じゃ役所はというと同様の委託事業をあいもかわらず毎年入札業務を行っています。

　いかにも形式的で、 その事務処理のコストは行政の無駄といってもいいのではないでしょうか。

　県の監査委員の時にも県に指摘をしておいたのですが、 このような入札業務は3年に1回とか5年に1回で充分ではないかと思っています。

　行政側も毎年の入札で本音の部分では既存業者が受注するものと認識しているわけで、 もしそうでなければ年度末ぎりぎりに入札を行うこと自体が、非常に問題となります。 なぜなら新規参入業者の準備期間なんてみていないのですから。

　こんなことを見るにつけ、まだまだ行革の仕事はあると強く思うものです。