WEEKLY INSIDE STORY

第799号　信じられない児童虐待

静岡県での保育現場

　過日、静岡県のとある保育園で、3名の保育士が児童虐待を行い逮捕されたという報道がありました。

　そもそも、保育士を目指すのは、子供が好きであることが大前提と思っておりましたので、この行動には大きなショックを受けました。

　新型コロナなどにより業務の負荷が増え、ストレスが原因と述べておりましたが、内部告発による発覚とすれば、その現場を放置してきた園そのものも責任を問われてまいります。

　女性の社会参加の増加により、ゼロ歳児から保育所に預ける方が増えてきており、児童の健全育成という視点からは、保育所の責任は一層重大となっており、同様のことが再発しないよう、真剣に保育現場のことを考えてゆかなくてはならないものと思っております。　

?またかって建築構造設計で数字を偽装した姉歯事件というものがあり、以後構造設計が義務づけられ、結果建築主に更なる負担が増えたという、一部の心無い行動が消費者へも負担を強いることになったという事例を思い起こさせました。

ごく一部の保育士の問題行動が、他の保育士さんにも影響をもたらし、全体の評価と信頼の失墜、更には更なる負担増につながらないかが極めて心配です。

　保護者の方との信頼の中で、国の宝であるこどもたちの安心できる成長を、願うばかりであります。

　明年には、明るいニュースが多いことを期待いたしましょう。