WEEKLY INSIDE STORY
第155号 強さを実感できる日本サッカー
残念な中国のブーイング
2004年08月1日
アテネオリンピックを目前に控え、最近はスポーツ真っ盛りといったところです。
私の好きなサッカーも、日本代表がアジアカップを中国で戦っており、準々決勝、準決勝と勝ち残ってきました。
PKで先に2人はずしてからの逆転、あるいは10人で90分を耐え抜いた、その戦いぶりは本当に見るものに感動を与えてくれるものでした。
サッカーは余り点数がはいらないので面白くないというという方もいます。従ってその強さみたいなものがわかりにくいという課題もあります。
けれども、ここしばらくの試合を見ていますと、ワールドカップに向けての日本代表やオリンピックにむけてのアンダー23の日本代表も、共に確実に力をつけてきているなと実感できます。
釜本選手や杉山選手が出場してオリンピック3位になってから早36年経ったそうです。今回は久しぶりに、本当に期待していい日本代表だと思っています。
ただ残念なのは重慶などでの中国国民の反日的な応援で、報道を見ながら驚いた方も多いようです。私も中国の方と話す機会も多く留学生達とも会話することがあります。そんな時にふっと思うのは、教育の問題が根底にあるのではないかということです。
ときあたかも、わが国でもまた3年ぶりに教科書検定時期がやってまいります。子供たちにどんなことを伝えて行くべきか、今一度しっかりと注視してゆかなくてはいけないと、サッカーを観戦しながら思ったものでした。
何はともあれ、サッカー日本代表の活躍を心より応援しています。