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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第156号 実感する世代交代

中央省庁陳情から

2004年08月10日

今年度も、金沢開発協議会副会長として、山出市長他役員の方と中央省庁に陳情に行ってまいりました。

 10時から、国土交通省各課50ヶ所あまりお願いに回ったところ、今回は時期的によかったのか、技監始め、かなりの方にゆっくりと時間をとっていただき、話し合いをすることができました。

 印象に残ったのは、下水道に関してです。
 雨水と下水が一緒に処理されている合流式の下水道の場合は、いくら希釈されていても放出した河川には大腸菌がかなりいるとのことです。

 阪神タイガースが優勝した時に市民が飛び込みをする道頓堀川は、実はそれの最たるところで、一番問題だということでした。大阪では順次改良してゆくとのことですが、あと6年ぐらいはかかるとのこと。それまで優勝しなければいいのですがという本音ともつかない会話もでてまいりました。

 本県でも近年は分流式の下水道ばかりですが、昔の名残で合流式の下水道がまだあるのも事実です。一度近所の河川が心配ないか調べてみるのも大事なのではないでしょうか。

 ところで、今回の陳情に地元選出の奥田建、馳浩、そして陳情デビュー戦である参議院岡田直樹氏の三氏が同行していただきました。ちなみに三氏とも年齢は40歳台です。その姿を見ながら間違いなく世代交代が進んでいるなと、つい思ってしまいました。

 でも、それはまた自分自身が年齢を重ねてきている証拠でもあります。
 政界だけが何となくこの年代でも若い部類に数えられる訳ですが、そこにも日本の政治風土の課題があるのかもしれません。

 気持ちは若いつもりですが、間違いなく年はとってゆくものですね。当たり前のことを改めて実感した東京陳情でした。