WEEKLY INSIDE STORY
第179号 石川にJチーム誕生するか?
現場とサポーターの連携が鍵
2005年07月10日
過日、本県において、「石川県Jクラブ設立検討勉強会」が開催されました。
県サッカー協会の役員、教育現場でサッカーを指導している先生方、また地域チームでプレーをしている選手、更には子どもがサッカーをしている保護者の方など100名あまりが参加して、本県でのプロサッカーチーム設立への検討がなされました。
日本代表が引き続きドイツワールドカップへの切符を手にするなど、わが国においては野球や相撲と同様、大変人気のあるスポーツとして近年富に注目されています。
現在、JリーグにはJ1-18チーム、J2-12チームがあり、それぞれの本拠地は何も都会ばかりというわけではなく、山形、徳島、大分などにも存在します。また、中には人口26万の水戸市が中心のチームもあり、それらと比較した場合、本県あるいは金沢市にできないという理由にはなりません。
あとは偏にそのような機運が高まるか、そのためにもJ1にいける可能性のあるチームをもてるかにかかっているといってもいいのではないでしょうか。
Jリーグへの道のりはまず、全国に9ある地域リーグで上位2位以内にはいり、JFLに昇格する。そしてそこで2位以内になるとJ2昇格となります。
幸い、本県は近年国体や、高校選手権で全国上位を占めており、現在首位を走っているチームを含めて、4チームが今北信越地域リーグで頑張っています。
ある意味では、JFLへいける可能性も、もう少しということかもしれませんが、実際は単独チームの力量では難しいという見方もあります。
従って、地域リーグの決勝大会では大同団結して選抜チームにするとか、選手をレンタルするとか対策が必要になってきます。
しかし、何はともあれ県内選手の選抜チームがJリーグにいけそうなら、是非とも応援したいと思うのは私一人ではないと思います。
昨今夢が少ない状況で、大変楽しい話題でもあります。
Jチームを持つにはホームスタジアムを持つ必要がありますが、オーケストラアンサンブル金沢が先にあってコンサートホールの建設につながったように、きっと素晴らしいチームづくりができれば、この問題も解決できてゆくものと感じています。
今はともあれ、全国レベルのチームづくりに期待をしたいと思っています。