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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第181号 子供は一人で悪くはならない

太陽と北極星の役割を

2005年08月1日

過日、県の少年補導センター連絡協議会の研修会で、福井県にて親子の駆け込み寺としての「はぐるまの家」を開設しておられる坂岡嘉代子さんの講演を聴くことができました。
 
 今日まで、300名あまりの子供たちの親代わりをしてこられたとのことで、そのひとことひとことが大変重いお話でした。

 印象に残った言葉を並べますと、

 「今の子供たちは昔と比較できないくらい人生という重い荷物を背負わされて生きている」

 「今私のところにこられるお子さんは昔は片親の方が多かったが、両親そろっていながら、しかもそれなりに社会的に地位のある方のお子さんが多い」

 「子供は一人で悪くはならないにもかかわらず、子供にとって大きな壁が親でありながら、親としての体験が未熟な親が多い」

 「太陽の役割を果たす母親と、道しるべをすべき北極星の役割を果たす父親が必要」

 「親はこどものなぜに対して、知識で教えるのではなく、知恵で教えなければならない」

 「高校を中退する子供を見ていると、親や学校の指導でその学校に行かせている事が多いが、学校は入学することが目標ではなく、卒業することが目標ではないだろうか」

 等々、講演の演題が「子どもの心に寄りそう」でありましたが、将にそのために親がどうあるべきかという、いいお話しでありました。

 私自身反省しきりで聞かせていただきましたが、本もだされています。
 本当に傾聴に値する内容で、一度皆さんも読まれるなり、聞く機会があればと思った次第です。

 真剣に子ども達に向き合ってきた実体験を肌で感じたひと時でした。