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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第194号 新年明けましておめでとうございます

国勢調査から

2006年01月1日

 新年明けましておめでとうございます。

 本年も、市民感覚を大事に、政治課題を中心に想いをお伝えしてゆきたいと思っています。
 かわらぬご高覧を宜しくお願い申し上げます。

 さて、5年に1回の国勢調査が昨年行なわれ、速報値が発表されました。
 (参照 http://www.stat.go.jp/data/kokusei/)

 それによりますと、日本全体で人口が減少時代に入っただけではなく、地域間格差が更に広がりつつあるのが読み取れます。

 前回の調査時点では全国で一番人口が減少したのが長崎県でありました。その減少幅は28,000人。
 この数字は我が県に照らすと、輪島市あるいは羽咋市の人口を上回っていました。
 5年間で一つの市が消えたのと一緒ですよと述べてまいりました。

 ところが、今回の調査では一番減少したところは、北海道で、その数56,000人。
 これまた我が県に照らせば、輪島市と羽咋市が共に消えたのと同じということがいえるのです。

 人口の減少は、消費者の減と連動するわけですから、地域の活力維持という点では、看過できない課題であります。

 そのような地方がある一方で関東圏はあいもかわらず人口増が続いています。
 従って、関東圏では人口減少時代といわれながら、従来の発想の延長線上で物事を判断できますし、景気回復の実感も確かなものと思われます。

 この違いというものを前提にして、政治課題は判断すべきと思っていますが、今年、果たして国政はどのように進むでしょうか。
 新年早々消費税など増税ばかりが目立ちますが、地域実情を間違えないようにして欲しいものだと思います。

 また地方にあっては、従来以上に都市間競争にさらされるということを自覚しつつ、地域の魅力を増大し、元気な地域作りに努力してゆくことが求められていると思います。

 石川県政にあっても、この視点をもちながら、しっかりと県政に物を申してゆきたいと、新年にあたって気持ちを新たにしています。

 皆さんの新年の抱負はいかがでありましたでしょうか?