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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第196号 スポーツの国技と国際化

大相撲の昨今から

2006年01月20日

ゴルフの藍ちゃん、卓球の愛ちゃんをはじめ、フィギュアスケートの美姫ちゃんなど、スポーツの世界では10代を中心とした若手が最近世界の舞台で頑張っています。
 おのずと関心も高まり、見るものをわくわくさせます。
 同時に、世界の中で伍して戦っている、わが国日本というものを意識させてくれます。

 一方、今始まっている相撲の世界では、朝青龍、琴欧州をはじめ外国人力士が全盛で、今場所でも気が付いたら幕内の力士32名中、12名が外国籍です。その割合は38%ですから、半端ではありません。

 それが国技といわれ、NHKでかかさず放映されています。国際化の波のなかで、それでいいと考えるべきでしょうか。(あるいはそれが島国根性といわれるのかもしれませんが・・・)

 実は囲碁の世界でも、わが国のトッププロのかなりの数が、台湾、韓国、中国籍です。そして彼らがタイトルをいくつも押さえています。
 私自身、趣味の一つであり大変関心もありますが、そのタイトルを争う日本人棋士がもっと輩出してほしいといつも思っています。
 そのため地域で小学生を教えたりもしていますが、片方で囲碁は現在世界60ヶ国ぐらいに打てる人がいます。
 囲碁そのものが国際的な広がりをもってきていますから、そのためにわが国のタイトルを外国人同志で争っても、やむをえないかなと思うところもあります。

 ひるがえって、相撲の世界では相撲そのものがそんなに国際的なスポーツとして認知されているわけではありません。
 しかも国技といわれています。
 だとすると、単に力があるというだけで外国人力士ばかりに頼るというのは、今後に影響がないのだろうか、そんな疑問をもつものです。

 外野から見て安易な力士のスカウトに走っていないのだろうかと思うのですが、皆さんはどのようにお感じでしょうか?

 相撲人気もやや下火になっているとも聞きますが、その原因を結果として相撲協会自らが作ってきていると言ったら過言でしょうか。
 相撲に詳しい方に是非見解をお聞きしたいと思うものです。