WEEKLY INSIDE STORY
第202号 男女共同参画にこだわるべきか
中学校卒業式に参列して
2006年03月20日
過日、地元の中学校の卒業式に参列してまいりました。
校長先生の式辞、来賓の祝辞の後、在校生代表の送辞、卒業生代表の答辞がありました。共に、女子生徒でした。
ちょっとびっくりしたのですが、その後の「卒業の歌」のピアノ伴奏は3年生の男子生徒で、二重にびっくりです。
今の時代、こんなことに驚くこと自体が問題なのかもしれません。
寧ろ、それぞれのイメージを固定的に考えていること自体が古いといわれそうであります。
しかし、議会で議論になるのが「男女共同参画社会」というスローガンで、例えば審議会に女性が何割入っているかなんてことをたえず言っていることを考えると、実社会では依然としてそういう壁があるというのは否定できませんが、社会へでるまでは全くそんなことは関係ないということが分かります。
ですから、この卒業式の姿を見て、いつかは男女の割合がどうだなんて議論自体が無意味な時代が、そう遠くなく来るのではないかと思われるのです。
それとも、そう簡単にはいかないのでしょうか?
ともあれ、女性がはばしくなって男性が優しくなってきている傾向があるということを時折耳にしますが、将にその実例を垣間見たひとときでありました。
皆さんもこんな状況にでくわしたことがきっとあるのではないかと拝察しております。