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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第215号 今の子どもらは

中国語スピーチコンテストから

2006年08月1日

石川県日中友好協会理事長としての初仕事で、過日、「全日本中国語スピーチコンテスト石川県大会」にいってまいりました。

 選手は今回は辰巳丘高校の生徒さんだけでありましたが、初級の自己紹介3分と中上級5分に分かれてのスピーチです。

 審査員は北陸大学及び金沢大学の教授にお願いし、あとで講評をいただきました。
 
 結果からいいますと、それぞれに持ち時間をかなり余らせていたこと。自己紹介はまず自分の名前、そしてその漢字の説明、家族構成と全く同じパターンばかりでありました。
 当日は指導されている高校の先生も来ていらっしゃいましたが、このような指導をされたのだと思いました。

 しかし、審査員の講評にもありましたが、「1年生は習ってまだ3ヶ月ぐらいであるからそうなのかもしれないが、もう一工夫ほしい」というのは、まさに同感でありました。

 主催者としての挨拶で、「まず何よりも自分の想いがないと相手に伝わらない」と話させていただきましたが、言われたとおりのことで済ましている姿とそれに違和感を感じないところに、今の生徒さんの気質みたいなものを感じた次第です。

 生徒さんにお聞きをすると、1年生は週4時間、2年生は週7時間授業があり、2年生の秋には中国への旅行があるとのこと。
 2年生の参加者は自分の中国語が本場で通じるか、心配もあると述べていました。

 しかし、自分の学んだことを実体験できる機会があるということは本当に恵まれているわけで、一人の教授は「私は始めて中国にいったのは30歳過ぎてからです。」と述べられていたことが印象的でした。

 興味をもって中国語を始めたこれらの生徒さんが、これを契機に日中友好の役割を果たしていってくれたらと期待をもって眺めた一時でした。