WEEKLY INSIDE STORY
第224号 本当の事態の時には?
国民保護総合訓練から
2006年11月1日
この10月29日に、本県で国民保護総合訓練が実施されました。
防災などの訓練はこれまでもありましたが、国民保護法に基づく訓練は初めてです。
朝、8:45県庁災害対策本部室に、知事以下部局長が集合。金沢港石油基地で爆発が発生、不審船と、爆発物、化学剤が発見されたとの想定で、訓練がスタートしました。
対策会議では知事、環境安全部長、警察本部長が中心に話をされましたが、各部長は目の前の画面よりも、想定訓練の計画書の方に意識がいっていたようです。
現実の事態が起こった場合には、そんな計画書が準備できるわけでもなく、瞬時の判断が求められることが多いと推察されますが、やはり訓練のせいか、答弁書の棒読みといった感じがありました。
それでも、それなりの緊張感もあり、無駄な訓練ではないと思われます。
その後、隣のゴルフクラブリンクスのプレーを横目に見つつ金沢港周辺に移動。
関係機関の連携による様々な訓練が行われましたが、初めて見る器械や装備が多々ありました。いつ起こるか分からないときにしか使わないであろうこれらの物は日ごろ、どう管理されているのだろうかと考えさせられました。
ともあれ、このような事態は起こらないことが一番ですが、年1回でも継続して行われるこの訓練がいざという時に本当に役立ってくれることを願ってやみませんでした。
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