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WEEKLY INSIDE STORY

第237号 緊急情報!能登沖地震

石川県災害対策本部から

2007年03月25日

 県議会議員選挙まであと5日となりました。車の中にいたので気がつかなっかたのですが、本県では久しぶりの大型地震発生です。

 携帯電話が通じないのでおかしいと思っておりましたら、9時42分能登半島沖でマグニチュード7.1の地震が発生したことがわかり、挨拶回りもパスして、至急県庁内の災害対策本部にかけつけました。

 ところが、県庁のエレベーターも止まっており、6階まで階段です。これがまたきつい。

 知事を本部長とした会議が開始されたのが、地震の通報があった10時9分から遅れること30分余り。各部長が到着していない部署では企画調整室長など代わりの方が席に座り、各部署からの情報を共有することから始まりました。

 例えば、のと鉄道は動いているのかなどとの知事からの問いに、部長はまた部下に指示をだし、結果職員が実情把握に奔走するといった状態でした。

 遅れて、自衛隊、気象庁からも参加があり、同席して状況報告がありましたが、常設の席はなく、今後の課題かもしれません。

 また、能登の医師不足ということがかねてよりいわれておりましたが、今回も救急体制に支障をきたし、県立中央病院から医師が応援にすぐ派遣されました。
 一時を競う状況となれば、これも今後の課題です。

 気象庁からは、平常時大雨警報は1時間40ミリでだすのだが、地盤が緩んでいる可能性があるので、時間当たり20ミリで同じ警報を発令するとの報告がありました。

 また能登空港はクラックが発生しているとのことで、運行を見合わせ、ヘリは着陸できるとのことでしたので、警察ヘリならびに防災ヘリを現地に近い能登空港に待機させることになりました。

 現在は倒壊により1人の方の死亡が確認されておりますが、これ以上の被害がないことを祈ってやみません。

 その後、事務所に戻りましたら、本箱が1段倒れており、その上にのせてあった茶碗は全滅でした。そこで改めて、金沢市での揺れのすごさも実感した次第です。

 「災害は忘れた頃に」とはよくいわれますが、かねての防災訓練を視察し、いま実際の稼動をみて、エレベーターの問題一つとっても、訓練では気がつかなかったことが見えてきます。

 今回の地震対策について、遺漏なきよう議員としても対応してゆきたいと思いますし、今後の課題についてもしっかりと検証し、次回に活かしてゆきたいと思っております。