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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第257号 安くなくなった中国旅行

中国訪問から-その2

2007年10月20日

今回の中国旅行も、いつもの通り、金沢市の姉妹都市である蘇州市の外事弁公室に、添乗も含めてお世話になって行ってまいりました。

 総費用200,000円以内で抑えようと、使用する航空会社を国内外で統一したりしましたが、結果個人負担は210,000円になりました。
 かっては、蘇州市内で泊まり、食事、観光案内すべて含めて1日8000円なんていう形で交渉ができ、旅行での物価の安さも享受できたのですが、近年はそうではなくなりました。

 何が大きく変わったかといいますと、円相場の変化もさることながら、観光地の入場料などではないかと実感いたしております。
 たとえば、今回訪れた雲南省大理の三塔寺見学は見ての通り入場料121元、日本円にして2、000円弱です。

 この料金は、日本の観光地でも高く感じますが、これが中国人でも外国人でも差がなく、同一料金になってきているということですから、驚きです。

 それでも中国人観光客が多くなっているということは、それだけ富裕層が増えているということですし、観光でしっかりお金を稼ごうという考え方があるのでしょう。

 振り返って本県の兼六園入場料は300円ですから、いかに安いかわかります。
 わが国の特別名勝ということからすれば、もっととってもいいのではないか。もしかして、その方がグレードをアピールできるのではないかとも感じます。

 兼六園の入場者数が、本県観光の入り込み客数のひとつの物差しとして使われることが多いのですが、料金を安くすることが即入場者数の増にはつながらないものと思っています。
 みなさんはいかがお感じでしょうか。

 なにはともあれ、中国旅行も安くなくなったというのは紛れもない事実でありましょう。