WEEKLY INSIDE STORY
第271号 予算特別委員会から
記事になるのは?
2008年03月10日
昨年の当初議会に引き続き、今定例会、本日予算特別委員会で質問する機会をいただきました。
与えられた60分、質問項目は4つ考えていたのですが、時間が足らず結局2つの項目についてしか議論できませんでした。
答弁を用意していただいた皆さんには大変申し訳なく思っています。
さて、質問というと色んなことを聞くことができます。「あの道路はいつ完成するんだ。」これも一つです。
しかし、それでは主張がないわけでして、できれば県政の方向を提案できるような質疑をしたいものだといつも思って、登壇させていただいています。
今回は、行政が行う広告収入の確保策について、県職員が広告場所を決めて民間に入札させるというのではなく、一歩つっこんで、どこが広告体として魅力があるのかというその前提から民間の知恵を求めるべきではないかといった質問をさせていただきました。
これはほんの一部ですが、民間活力の利用方法の精神論みたいなものです。時代共に官の役割は変ってゆくべきですし、「官と民との役割分担の見直し」は行政改革の大きなテーマです。
こういう提案が少しずつ実現してゆけば、もっと行政コストの縮減や民の仕事が創出してゆけると思っています。
しかし、残念なことは、こんな議論は報道記事になりにくいということで、明日の新聞等はきっと「あの道路は何年供用開始」なんて記事で埋まるんではないかと推察しています。
私の場合は、「国連の出先機関がこの4月から本県のどこにできる予定か」ということも関連してお尋ねしましたが、こんなことが記事になりやすいんだろうなと感じています。
これらの議論はネットで全部見ることができますが、殆どの方はそんなこともされないでしょうし、新聞記事で見られるだけではないかと思います。
新聞も紙面に制約があり、記者の主観もあります。
寧ろ報道されないところに、本人の想いがあるいうことをちょっと知っていただければ大変嬉しく思う次第です。
果たして明日の新聞は何が見出しになるのやら・・・・