WEEKLY INSIDE STORY
第272号 トップアスリート誕生するか
いしかわ総合スポーツセンター開所
2008年03月20日
この4月に新しく、「いしかわ総合スポーツセンター」がオープンします。
旧の県立体育館が老朽化したことから、場所を変えて新設したわけですが、元の施設に較べると、延べ床面積で3.3倍、24,000㎡のスケールです。
メインアリーナ一つとっても、観客席が6倍の6,000名収容で、その上バスケット2面が取れるサブアリーナや、多目的室として425㎡などが、追加されました。
しかし、それ以上に今回誕生したスポーツセンターの特徴といえるのは、競技力向上のための科学的トレーニング施設ができたことであります。
スポーツジムにあるランニングマシンやウエイト機器は当然として、フォームの改善のための動作分析室と心理的コントロール能力を向上させるためのメンタルトレーニング室が設置されました。
競技力とは「体力+技術+心理」が合わさってできるものとの認識からこういう施設になったものと思いますが、これから各スポーツ団体に呼びかけ、国体強化選手100名あまりを対象に、競技力向上を目指すことになると思います。
もちろんトレーニング機器はどなたでも使用できるわけですが、限られた選手に集中投資をしてゆくことが、明らかなるこの施設の狙いとすれば、この施設を本当に活かせるかが問われてくると思います。
この1月には、東京都北区にナショナルトレーニングセンタ(http://www.joc.or.jp/ntc/index.html)ができ、国は国でトップアスリートを養成することになりますが、その向こうを張って本県にもできたということになります。
スケールに差はありますが、せっかく造った施設でありますから、この施設を通して、本県から世界に通用する選手がたくさん輩出してくれることを願ってやみません。
・・・・・といった理念はさておいて、とりあえず?落としに行われる「女子バレーボールプレミアリーグ」の観戦が楽しみといったら、やっぱりミーハーですかね。・・・