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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第325号 衆議院選挙を終えて—その2

ハネムーン期間は?

2009年09月10日

この9日、新政権が民主党・社民党・国民新党の連立政権でスタートすることが決定いたしました。
近々中には新しい内閣の姿も見えてくるでしょう。

 しかし、政権交代という大きな節目から、早速政策の整合性や継続性に対するさまざまな見解がでてきております。

 特に、八ッ場ダムの建設中止など、すでにかなりの公費が投入されているものの存続については、地域の声と全国の感覚も違うでしょうし、そもそも100%賛同を得られてきたものとは考えられません。

 しかし、その地域への影響の大きさというものを考えますと、はたして続行か、中止か、私も判断つきかねます。

 とにかく、こういうハードルをいくつも越えなくてはいけないのが新政権であることは間違いありません。

 アメリカでは、政府高官が「民主主義の政権移行は難しい。我々は忍耐しなければならない。」と述べ、鳩山政権に冷静な対応をしておりますが、政権移行を重ねた国だけあって、マスコミも含めて移行当初は政権を見守る期間としているそうであります。

 それを「ハネムーン期間」と称しているようですが、我が国はいかがでありましょうか。

 私は、マスコミには、できれば重箱の隅をつつくような論点ではなくて、これからの国家像のあり方であるとかそんなことをしっかりと議論できる国会になるよう支援していただきたいと願っています。

 しかし、それ以上に、今回政権交代を期待した多くの国民の方が、同じく「ハネムーン期間」として当分新政権を見守っていただくことが一番期待したいところでありますが、皆さんは鳩山丸の船出いかがお感じでありましょうか?