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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第342号 知事に期待するものは?

石川県知事選始まる

2010年03月1日

 この2月25日、石川県知事選が告示、3月14日には新しい石川県知事が決まります。

 4名の争いになっておりますが、争点としては、多選だとか、地元出身でない知事が続いていることへの是非ということが、報道のリード原稿として目立ちます。

 はたして有権者は何を基準に選択をされるでしょうか。

 冷静に考えますと、多くの県民が任期中に現職知事と話すなんてことはありません。
 また、県行政は市町村行政と違って、市民からはやや離れた業務が多く、県庁そのものも含めて、なじみが少ないというのが本当です。

 更には、同時に二人の知事を担ぐことはできませんから、もし他の知事であったらどうであったかという仮定の話もできません。

 従って、誰がなってもその成果も含めて、実感が伴いにくいのが知事選のひとつの特徴ともいえるのではないでしょうか。

 しかし、地方分権が叫ばれ、同時に都市間競争が激しい現在、地域のトップのリーダーシップや識見というのは従来以上に大きいものといわざるをえません。

 県行政も、我々の税金が使われているのも事実であります。

 なればこそやはり、自分たちの選択がいかに重要かということを、まずしっかりと訴えることが、大事であろうと思っています。

 あわせて、議会等での日々の議論を通じて感じる候補者の実像というものをお伝えしてゆくのも、応援する側の責任ではないかと感じています。