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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第357号 ねじれ国会を前に

違いよりも共通項を!

2010年08月1日

大変暑い日が続いています。
 思考能力が落ちているのが自分自身わかるような気がします。みなさんはいかがでありましょうか。

さて、この2日から、ねじれ国会最初の予算特別委員会が開催されます。

 わずか、8日の会期ですから、先の選挙中に争点となった、あるいはさせられた?消費税の問題、もしくは国会議員の歳費日割り支給への改正などについて議論がされるものと思われますが、どういう内容になるでありましょうか。

 政治が政党中心になり、その消長が選挙毎に変わりますので、自らの政党を強調しようとすれば、他との違いを主張しなくてはなりません。

 一方で与野党が衆参でねじれているわけですから、部分連合ということがこれからの課題といわれています。

 だとすれば、違いを強調することよりも、共通項を探す努力をするということがなければ、全く先に進みません。

 国会が国民の範たるところを見せてほしいと期待いたしますが、報道を通じて、大人の対応というよりは、子供のけんかばかりが見せつけられるようでは、教育上もよくないでしょう。

 同時に、マスコミについても、最近は違いばかりを見つけているように思えてなりません。
 あえて、対立軸をあおることが果たして何のためになるのか、少し考えていただきたいとも感じるものです。

 「人のあらを探すくらいなら、いいことを褒めましょう」といった教育上の視点こそ、今の時代に必要なんではないでしょうか。