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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第372号 新年おめでとうございます

生物多様性のスタート年に!

2011年01月1日

新年あけまして、おめでとうございます。
 本年も、初心生涯の精神で、メルマガを続けてまいります。
 引き続きのご高覧、またご伝声をいただければ、大変嬉しく思います。

 さて、昨年末、名古屋で開催されたCOP10会議のクロージングイベントが、本県で開催されました。

 「生物多様性」という言葉自体が、まだ多くの方に認知されているわけではありませんが、生物の連環の中で我々が活かされている、従って環境を守ってゆかなくてはいけないといった感覚的なものは、多くの方に理解されているものと思います。

 ただ、それをどの程度日々の生活の中で実感し、あるいは実践しているかというと、こころもとないのが現実ではないでしょうか。

 しかし、その生物多様性というものが、生活に解け込み、守られてきているのが「里山・里海」であり、そのお手本が、本県能登を中心に多く存在します。

 それを自覚し、あるいは世界に発信しようとするのが、このクロージングイベントでありました。

 シンポジウムに参加して、世界から見た能登を中心とした本県のすばらしさみたいなものを改めて再認識させていただきました。
 これは、ミシュランが能登に星をつけたことと共通しています。

 まずもって、そこに住む者が、地域の素晴らしさを自覚する—これが何につけても第一歩であるということではないでしょうか。

 更には、パネラーの方々からでた言葉は、このイベントはクロージングのためではなく、これから生物多様性をしっかり守り引き継ぐスタートでなくてはいけないということであり、極めて印象的でありました。

 景気であるとか短期的な価値観に振り回されやすい現在、中長期にあるいは我々の子孫に残すべき財産としての生物多様性を今一度じっくり考える余裕も、これまた必要ではないでしょうか。