WEEKLY INSIDE STORY
第012号 変わり行く世界?久しぶりの中国を訪れて
2000年04月20日
この15日から5日間中国大連と北京へ行ってまいりました。私にとりましてはこの10年間で15回目位になる中国訪問でしたが、その移り行く様に世界の変化を見る想いでした。 先ず新しくなった北京空港はその施設において、概観は関西空港と大変似ており、歩く歩道など細部に至っても、その利便性や近代性において全く遜色のないものでした。 その空港を歩きながら、どうしてこんなにも最新設備が早く導入されているのかと驚くと共に、情報が如何に容易に世界を渡り歩いているかというのを実感せざるをえませんでした。 また、街中は今やバンコクに次ぐ交通渋滞のメッカと言われるくらいに車のラッシュで、近代化が急速に進んでいるのを感じます。 一方大連は市長さんの手腕か、緑化が大変進んでおり、両脇に芝生を敷き詰めた道路が多いのが目につきます。 その上街中に勾配が多くて通勤は自転車よりバスが多いとのことで、朝晩でも自転車を見るのが非常に少ない街です。 これらが相俟って、中国の中では特異な位、美しい街と言ってもいいのではないかと思っています。 わたしも北京、上海、西安、蘇州、杭州、無錫、桂林、大連、沈陽と中国各地を訪れる機会に恵まれましたが、この大連を訪れて中国の広さというのを感ぜざるをえませんでした。 だからこそ中国の面白さというものがあるのかもしれませんが、建設ラッシュのビル群や売り子の積極性、そしてその人口の多さを考えるとき、間違いなくこれからの世界をリードしてゆく国の一つになるということを意識させられた次第です。 |