WEEKLY INSIDE STORY

第415号 お見合いの次は、婚活講座の開催！

平成24年度新規事業

今般の当初議会の一般質問で、本県の未婚率についての問い合わせがありました。
　
　男女とも全国平均よりはいいものの、結婚する割合が最も高い世代であります、30～34歳の男性の場合、平成2年では２６．８％であったものが、20年後の平成22年では、４４．６％に、また25～29歳の女性の場合では、平成2年３１．８％が、平成22年では５８．６％となっており、未婚率の上昇に加え、晩婚化が進んでいるとの答弁がありました。

　かつての結婚適齢期と思われていた時期に、半数の方が結婚していないという実態は、驚くべき数字でありますが、本県もご他聞に漏れずといったところでありましょうか。

　そんな課題を前に、平成17年コラム172号で述べましたように、本県がお見合いの場を提供するという政策が取られ、行政がこんなことまでと思ったことを思い出した次第です。

　ところが、今般は更に、「いしかわ婚活実践大学校」と銘打って、異性とうまく接することのできない方にコミュニケーションやマナーの啓発講座をするとのこと。
　先にも驚きましたが、ついにこんなことまで行政がお膳立てをしなければならないのかと、何ともいいようのない現実をみせつけられた想いでした。

　それでも、お見合いのタウンミーティングが今日まで57回2,985名が参加し、299組のカップルが誕生しているとのことであり、「縁結びist」といわれる結婚アドバイザーの仲介で、23年9月までに297組の成婚がなったということは、それなりの成果をあげているということでありましょう。

　勿論、予算は行政から出ておりますが、財団法人いしかわ子育て財団の事業として行われております。

　涙ぐましい努力ということになるのかもしれませんが、これも昨今の時代を象徴している一事象というこでありましょう。