WEEKLY INSIDE STORY
第421号 定着したラ・フォル・ジュルネ
雑踏の中でも!
2012年05月10日
全国で事故や渋滞の話題が多かったゴールデンウイークが終わりました。皆さんはいかに過ごされたでしょうか?
本県では金沢を中心に、ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭というものが、2008年より連休中に開催されています。
今年は、日本の5都市を始め世界の全開催地が、共通のテーマで開催するという初の試みです。
ちなんで「サクル・リュス」、ロシアの祭典という意味だそうです。
ちょっと時間があったので、クラッシックに疎い私ですが、オーケストラアンサンブル金沢の一公演を聴くと同時に、金沢駅周辺を見てまいりました。
すると、JR金沢駅構内にも特設会場があるではないですか!
勿論駅構内のアナウンスは自粛されているようですが、連休中の大勢の行きかう人の雑音は避けられません。
しかし、その中でも一生懸命ピアノをひく子供達と、静かに聞き入る観客を見ることができました。
こんなうるさいところで可哀想とも思いましたが、街全体がクラッシックに触れる機会を提供するという意味では、これも意義があるのかなと、またこういうものを受け入れる文化の土壌というものが本県にあればこそできる事業なんだとも感じた次第です。
この音楽祭は、日本では2005年に東京でスタートし、2番目が金沢、以降新潟・大津・鳥栖と広がってきていますが、地方の第一人者としてこれからも続けていけたらと願うものです。
みなさんは、ご覧になったことがあるでしょうか?