石川県政に向けて
平成23年度石川県予算についての要望
2011年01月5日
平成23年1月5日
石川県知事 谷本 正憲 殿
平成23年度石川県予算についての要望
新進石川議員会
平成23年度予算編成期にあたり、当会派として以下の意見を申し上げ、当該予算の策定に十分意図するところが汲み取られるよう要望する。
1. はじめに
昨年の政権交代から1年余。初の本格的な民主党政権予算が作成されようとしている。
しかし、多大な累積債務や増高する社会保障関係費を前に、どの政権が担っても難しい財政運営を余儀なくされるのが現状である。
そのような中、本県にあっては、4年後に控えた北陸新幹線の金沢延伸を前提に、さまざまな施策の展開をおこなっている。
1丁目1番地の政策といわれた地 方主権改革関連法案も先行き不透明である以上、国への働きかけを引き続き行いながらも、国全体の実情に鑑み、明年度予算策定にあったては、当面の景気・雇 用対策と新幹線開業時への遺漏のない対応、更には異常気象をも念頭においた安全安心対策等に十分意を用いた予算組みになるよう要望する。
2. 主たる個別案件
① 北陸新幹線開業効果を十二分に発揮するための、STEP21施策の着実なる前進と、平行在来線問題への対応
② 小松空港の一層の国際化と、能登空港の安定経営、ならびに新幹線と連動した交通政策
③ 金沢港の拠点港湾化にむけた、コンテナ取扱い増強施策
④ 能越自動車道の早期延伸と金沢外環状道路の建設促進
⑤ 依然として続く有効求人倍率が1を割る中での、若年者の雇用対策
⑥ 子育て先進県として、いしかわエンゼルプランの実行
⑦ 海外も含めた交流人口拡大に向けての総合的観光戦略
⑧ 中小企業への金融支援・新分野進出などきめ細かな対応
⑨ 個別補償制度への移行過程における、農家対策
⑩ 里山・里海対策を通じた、環境対策
⑪ 増え続ける高齢者の施設整備への支援
⑫ 気候変化を想定した、防災対策
⑬ 時代の変化に対応した新県立中央病院の設計
⑭ 少子化の中での、たくましい児童を育てるための教育
⑮ 不断の行政改革と一層の民間委託の展開
⑯ ネット・携帯を通じた買春など、新たな犯罪への対応