WEEKLY INSIDE STORY
第804号 断水被害に想う
抜本的対策は?
2023年02月10日
本県において、1月24日から26日にかけて、低温の被害により11,669世帯で断水被害が発生、すべて解消まで1週間もかかりました。
記録的な寒波が原因で、マイナス温度が続いたわけですが、断水の主要因として、県は空き家の止水栓の閉栓が不十分であったことや、現に居住している家屋でも、水道管の凍結防止処置が不十分であったことなどと述べられました。
しかし、5年前にも同様のことがあり、過去の経験が活かされていないのではとの批判も、議会ではでていました。
私は、今後も同様の寒波が起こらないとは限らないとすれば、既存建物においては、空き家の止水栓の閉栓で今後心配ないのか、はたまた水道管の凍結防止対策としてどういう指導がなされてゆくべきなのか、しっかり検証を行ったうえで、万全の対策をと委員会で述べておきました。
更には、建築基準法では「水道管の凍結を防止するための適当な措置が講じられていること」とされていますが、今後新設物件での凍結防止対策が今までと同様でいいのかを、業界も含めて見直すことも大事なのではと触れておきました。
水が出るのが当たり前の今日、断水を通じて水道の有難さを再認識をする機会ともなったのではないでしょうか。
しかし、同じ轍を二度と踏まないようにしていただきたいものであります。