WEEKLY INSIDE STORY
第002号 空港と道路どう違う?
2000年01月10日
昨年念願の能登空港が着工しました。平成15年開港めざして、順調に工事が進んでいます。
ところで、よく聞かれるんです。「あんなところに空港つくって採算がとれるの?」と...
能登に住んでいる皆さんにとっては、空の足が身近にできるわけですから大変いい事ですが、どうも金沢に住んでいる皆さんからすると、人口の少ない能登で赤字の垂れ流しになるのでは、との心配です。
でも、考えてください。我々が日常使用している道路や、或は、港湾などはその採算なんてことはあんまり意識されませんよね。空の便も車と同じくらいに日常的な交通手段になってしまったんです。
事実、最近できた能登空港と同じ位置づけの佐賀空港もその経費は一般会計に組み込まれているんです。ですから、それ単体での採算性はそれほど意識されていないんです。
時代が変わったんですよね。わかってもらえます?
(注)一般会計の反対は特別会計ということになるのですが、その時には補助金がはいっても取りあえずその収入と支出で独立採算を要求されることになるんです。病院や下水道会計が特別会計のよい例ですが、それぞれ収入をかせぐのでそのような対応がなされているんです。 |