WEEKLY INSIDE STORY
第011号 お役所仕事と人事異動
2000年04月10日
4月に入って各役所も人事異動に従って、新しい人達がそれぞれのセクションに就いています。 ある職員は、当初には「この課は初めてなので、まだ詳しく承知していない」とおっしゃる方もおいでるでしょう。 しかし、役所の各事業はすべてが単年度で解決できるものではなく、長い経緯があって今日に至っているものが多いのが実状です。 その間、地域と色々議論もあったでしょう。 そのようなことを考慮いたしますと、お役所仕事としてよくいわれます「文書主義」も一つの智恵ともいえるのです。 担当が替わっても、書類として残っていればそれを見て新任の方も過去の経緯を知ることができます。書類はもれなく経過を後任に伝える手段なのです。 だとすれば、皆さんもこれを理解できるならば、地域の要望などはできるだけ書類として残してゆく――これが役所とのうまい付き合い方と分かっていただけるのではないでしょうか。 皆さんどう思います? |