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第026号 見えない安心-手取川水系水道事業

2000年09月10日


台風の影響かようやく雨が降るようになってきました。

けれども今年は大変雨が少ない夏で、各地で水道水の渇水の心配がなされました。

しかし、本県では昭和55年より手取川での石川県水道用水供給事業が開始しており、現在16市町村にこの水道水が供給されております。

つい先日でも手取川ダムには2.5ヶ月分の水量があり、全く水規制といった心配はありませんでした。

けれども、県水のこの事業の償還のために、各市町村は責任水量というものを、毎年必ず引き受けなければならない仕組みになっています。

自己水源をもっている市町村からは絶えずこの責任水量の引き下げという要望がでてきております。

しかし、今年のような小雨のときには、県水は大変な安心につながります。

水道事業の負担分を県税として負担するのか、市町村分として負担するのかといった見方をすれば、住民にとっては同じことです。

目先の利益ばかりにとらわれる事なく、県水の意義というものを今一度考えてもいいのではないでしょうか。

皆さんどう思われます?