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日本政治の実像と虚像

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WEEKLY INSIDE STORY

第045号 時代と共にかわるべき政策決定

政策の影響はより広範に

2001年03月20日

先般から、県の公園内における「大東亜聖戦慰霊碑」の設置に、議論が起こっています。

それは戦争を美化するような名称のものを県が許可していいのかということであります。

県サイドとしてはその公園内の許可基準に照らして土木部が「来園者の追憶のよすが」になるということで許可しました。

そこでは、その碑文の影響というものを忖度しなかったわけです。

これはほんの一例ですが、今日一つの政策決定がどんな影響を他に及ぼすかということにどれくらい気を使うかが大事な時代となっているように思います。

それはかっての産業振興一辺倒が公害問題を起こした頃から、より複雑多岐になっているのではと考えるものです。

片方で、役所のセクションはより細分化しており、なお更、他の分野の事はさわりにくくなっているというのが実態ではないでしょうか。

過日もある県道の開通式に参加いたしましたところ、道路の片側だけが区画整理事業にとりこまれて整備されたので、道路の両側で歩道や照明に歴然とした差がついてしまいました。

これは同じ部局内の問題ですが、市民の目からみたらどう感じられるでしょうか。

このような事を考えますと、行政の課題はまだまだあるなと思う次第です。

皆さんも行政との関わりでこんな経験はないでしょうか?

「役所の論理より市民の論理」これが一つのキーワードになってゆくでしょう