先般、ある報道で、有料道路の料金がいつ無料になるかという問いに対して、毎年数％の利用者の伸びを前提として試算されているということがいわれておりました。

しかし、近年の実態はその見込みとは裏腹に、寧ろ利用者の低減傾向があるといわれています。

原因は景気の低迷もあるでしょう。

しかし、それ以上に日本全体の人口減が影響をもたらしているものと想定されます。

これな何も有料道路の利用者のみならず、すべての経済活動で同じ事がいえます。

これを無視して安易に従来と同様に消費の拡大を考える事は非常に危険であり、この前提を念頭において将来ビジョンは語られるべきでしょう。

政治の分野でもいろいろな長期ビジョンが策定されておりますが、そのかなりの部分が、その前提条件で見直しを迫られるんではないかと思われます。

民間レベルでは結構フレックスにものを考えますが、一番硬直的なのが行政計画ともいえます。

そんな事を考えますと”時代と共に大胆に柔軟に”こんな行政がこれからもっと期待されていくんではないかと思うものですが、皆さんはどう思われるでしょうか？