昨年10月を基準にして5年ぶりの国勢調査がおこなわれました。

その結果には、大変注意しなくてはいけないデーターが含まれております。

日本全体では平成7年からの5年間で、1,349,042名の人口が伸びていますが、県別では４７都道府県のうち24県がこの5年間で人口減、半数以上です。

そのうち一番の減少県は実に28,398名もの人口が減っているのです。

この数字は石川県で言うと輪島市の人口26,381人羽咋市25,542人を更に上回るものです。

将にこの5年間で１市がなくなったといっても過言ではないでしょう。

一般に2007年から日本の人口は減少するといわれておりますが、地域別にみると既にそれを先取りしているところがいかに多いかということがお分かりいただけるのではないでしょうか。

これは地域産業の動向すべてに、多大の影響を与える基礎的要件と考えますと、真剣に考えなくてはいけません。

人口の確保を如何にするか、もしそれが難しいとすれば、交流人口でカバーするそんな戦略が必要です。

本県の中でも４１市町村中、24市町村が人口減であり、日本全体と同じ現象を示しておりますが、都市間競争にいやおうがなしに晒されつつある街の実態というものがお分かりいただけるのではないでしょうか。