WEEKLY INSIDE STORY
第072号 対症療法から予防対策へ
増える不登校
2001年12月20日
いま、不登校児童(30日以上不登校)が間違いなく増え続けております。 これは全国的な問題ですが、石川県内では小学校で200名、中学校で800名を超えています。 原因は主たるものとして、小学校では集団生活になじめない、中学校では学業不振といわれておりますが、様々な要因がからまっているというのが本当のところです。 それに対して、県ではスクールカウンセラーの配置など対策がとられていますが、基本的には登校拒否が起こってからそれにどう対応するかということに力点がおかれています。 しかし、登校拒否を起こす直接のきっかけは先に述べたようなものであるにしても、その背景を探ると、もっと以前からの家庭教育の問題などが挙げられ、幼児期にしかるべき対応をとっていればということが、大事なことがわかります。 そういう意味では行政がどこまでかまうべきかという課題はあるにしても、幼児期への対応、家庭教育のありかたなどにもつっこんでいくべき時期にきているのではないかと思うものです。 幼稚園、保育所の保護者会と小学校の先生の連携や、登校拒否生徒を抱えた小学校の先生と中学校の先生との連携などやれることはまだまだあると思っています。 そんな経験を自らした反省からも、是非対症療法的な対策から予防策へ更に進めてほしいと願っています。 皆さんどう思われますでしょうか? |