WEEKLY INSIDE STORY
第082号 今問われている政治とお金
政治家の金銭感覚
2002年04月1日
連日加藤紘一衆議院議員に対する報道を通じて、政治家の金銭感覚が問題視されています。 その集めるお金も、市民感覚からすれば大変大きな額です。 私の秘書経験からすると、例えば成人式の祝電1通50,000円といったら皆さんどう感じられるでしょうか? これは議員の側の感覚で、すなわち電報を受け取る側は1通でも、同じものを100通だしている議員側はかかったトータルで見るからです。 これはほんの一例ですが、この金銭感覚のギャップが、政治不信の一つの原因にもなっていると思っています。 従って、このような慣例を競わなくてはいけない選挙風土そのものが変わらないかぎり、市民感覚とは違った金銭感覚を、普通としていかざるをえないのが今の政治土壌といえます。 では、この解決策はどこに、あるいは誰に求めればいいのでしょうか。 そんなことを選挙で選ぶ側と選ばれる側が一緒になって考えてゆくーそこに民主主義の原点があると私は思っているのですが。 皆さんどう思われるでしょうか? |