今般の議会の組織替えで監査委員を拝命しました。

監査委員は4名で、2名は議会から、2名は行政に関して優れた議見を有する方から選ばれ、知事が議会の同意を得て選任されます。

早速、住民監査請求というものが出され、審議する事になりましたが、監査委員会の対象とするものは、行政において“具体的な財務会計上の行為又は怠る事実に関連する事項”となっておりますので、何でもかんでも受ける訳ではありません。

執行部の企業誘致に関わる接待交際費の支出が問題となったのは記憶に新しいところですが、今後情報公開の進展とあいまって、この住民監査請求というのは増えてゆく事が予想されています。

ともあれ、定常的な監査業務は、金銭の支出の仕方に問題がなかったかなど、専ら財務上の監査が多い訳ですが、最近注目されているのは行政監査です。

行政事務が適正に執行されているかや、合理化努力へのチェックなど、大変広範にわたって監査の目を光らせます。

従って、議会と何ら変わりない責務と期待が課されており、住民サイドの視点に立ってこの1年間しっかりとその職責を果たしてゆきたいと思っています。